体の健康のために歯科医院を積極的に利用しましょう

歯は体の健康を維持するためには重要な部分です。歯は食べ物を噛み砕いて胃へ流し込み、栄養素を体内へ送り込みます。しかし歯が悪くなりますとこうしたことができず、食べ物を適切に体内へ送り込むことが出来なくなります。そうなりますと体内へ十分に栄養が回らなくなり、ひいては不健康な体になってしまいます。

このように人間が様々な栄養を取り入れることによって健康的な体を維持するためには、歯を大切にすることがとても重要と言えます。こうしたことから歯を定期的にチェックすることが重要となります。幸い、日本では各地に歯科医院がありますので、比較的容易に歯の健診を受けることができます。歯科医院というと痛くて体に負担がある、といったイメージがありますが、決してそんなことはありません。

現代においては医療技術が進歩しており、体に優しい治療が可能となっています。また歯科医師の技術も向上しておりますので、安心して受診することができます。通院期間も一昔前に比べますとかなり短縮されており、通院にかかる負担も軽減されています。このように気軽に歯の健診ができる環境が整えられていますので、積極的に歯科医院を利用して歯の健康を保っていくことが望まれます。

日本には多くの歯科医院があります。特に都会においては近所に複数の歯科医院があり、どこの歯科医院が良いのか、その判断に迷うことも多々あります。どの歯科医院もすぐれた医師と設備を持ち合わせていますので、治療面で言えば基本的にはどの歯科医院も同一と言えます。しかしそれ以外の面においてある程度、選ぶ基準がありますので、それを参考にすることが有効となります。

まずは何といっても自宅から近いところにあるか、といった点です。歯科治療では1日で終わる場合もあれば、何回か通院して行われることもあります。ある程度の期間にわたって通院が必要な場合、歯科医院が近くにあるかどうかが非常に重要となります。また1日で治療が終わる場合でも、その後定期的に通ってチェックしてもらう必要があります。

したがってできる限り近くにある歯科医院を選ぶことがまず重要な選定基準となります。また予約のしやすさも大きなポイントです。歯科医院によっては医師スタッフの数により治療を受け入れる人に制限を設けている場合があります。この場合にはなかなか予約が取れない、といったこともあります。

予約が取れなければ緊急的に治療をしたいときに対応が困難となりますので、できるだけ予約のとりやすい歯科医院を選ぶことが重要となります。多くの歯科医院では受診の際には事前に予約が必要となります。予約は電話で行うのが一般的ですが、歯科医院によってはメールで受け付けているところもあります。電話で予約する場合、受診目的などを伝えたうえで、受診日を決めていきます。

メールで予約する場合には歯科医院のホームページ上にある予約フォームに受診目的などの必要事項を入力して送信します。後日、歯科医院より電話かもしくはメールに受診日について連絡があります。受診日は早くて翌日となりますが、土日など休日に受診を希望する場合には少し先になることもあります。予約する際には連絡する前に現在の歯の状況について整理しておくことがポイントとなります。

どこか傷むところはないか、出血はないかなどの症状の有無についてあらかじめまとめておくとスムーズに予約手続きを行うことができます。予約と言うと受診日を決めることを重要視されがちですが、歯科医院側はそれよりも歯の症状についての情報入手が重要となります。したがって、こうした情報を事前に整理して適切に伝えていくことが大切です。また歯に関して悩んでいることや不安に思っていることなど、歯科医師に聞いておきたいことがあれば、それもあわせて伝えておくと、受診日において適切にアドバイスを受けることができます。

受診日においては、まず受付で診察券を提示します。初診の場合には保健証を渡して診察券を発行してもらいます。そして受付から問診票を渡されますので、歯の現在の症状について詳細に記載していきます。このとき電話やメールで症状を伝えた場合には、その内容が記載されていますので内容に誤りがないか、確認します。

問診票の記載が終わったらそれを受付に渡して、診察に呼ばれるまで待合室で待ちます。診察の順番が着たら呼ばれますので、診察室に入ります。問診票の内容に従って、歯科医師が問診を行います。問診が一通り終わったら、歯の状態をチェックします。

虫歯がないか、歯が動いてないか、出血はないか、などをこまめにチェックしていきます。歯のチェックが終わったら、歯科医師からその結果が伝えられます。異常が無ければ診察は終わりとなりますが、異常があれば引き続いて治療が行われます。なお、この治療は後日にする場合もあります。

診察が終われば待合室に戻って、受付で治療代の支払をします。このとき後日通院する必要がある場合には、その日程についても決めていきます。そして最後に受付から歯の診察結果票が渡されますので、歯をケアする際の参考として役立てます。歯の治療には健康保険が適用される保険診療とそうでない自由診療があります。

前者の場合には治療代の一部が国の負担となるため患者側は安く済みますが、後者の場合には治療代全額患者側の負担となります。一般的には病気の治療と認められる必要最低限の治療に当たるものは保険診療となりますが、そうでないものについては自由診療となります。自由診療の例としては、見た目を美しくするようなセラミックやインプラント治療などが該当します。実際、歯科治療の多くはこうした自由診療が多いのが一般的です。

自由診療の場合、保険診療に比べて費用が5倍から10倍ほどかかってしまいます。したがって自由診療を受ける場合には予算面のみならず、治療内容、見た目、耐久性及び手入れの仕方などについて歯科医師ともよく相談して、納得したうえで治療を受けることが重要です。現代においては歯科治療も多様化しています。このため中には保険診療なのか自由診療なのか、明確に判断がつかない場合もあります。

この場合には最終的には歯科医師が判断することとなります。また保険診療の適用範囲については日々改訂されています。したがって保険診療なのか自由診療なのか分かりにくい場合には積極的に歯科医師に尋ねることが大切と言えます。自治体によっては歯科健診にかかる費用を自治体が全額、もしくは一部のみ負担する制度を設けているところもあります。

条件としてはその自治体に一定期間以上住んでいること、一定の年齢(概ね30歳以上)に達していること、自治体内で開業している歯科医院で受診するなどとなっています。こうした制度を実施している自治体では対象者に対して健診票を送付していますので、送付されてきたらそれを持って歯科医院へ受診することとなります。歯科健診が対象となるため、基本的には歯のチェックのみが対象となりますが、歯石の除去なども対象に含めている場合もあります。受診できる期間は、誕生日の月における1ヶ月間が一般的です。

この期間に健診票を持って歯科医院へ受診すればその費用の全額もしくは一部が自治体が負担することとなります。自治体に住んでいて、一定の年齢に達していれば誰でも受診できますので、こうした制度を活用することも歯の健康を維持するアイテムとして有効と言えます。なお、対象者や健診内容、費用負担などについて自治体により異なり、また実施していない自治体もありますので、詳細については住んでいる自治体もしくは歯科医院へ確認することが必要です。

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